ポール・ヘニングセン

ポール・ヘニングセンのPH-ランプ

東急ハンズに北欧の家具コーナーができ、ハンス・ウェグナーアルネ・ヤコブセンの椅子と共に、ポール・ヘニングセンPH-ランプも展示してあった。

YouTubeに、ポール・ヘニングセン自身が語る「PH-ランプ」...というのがアップされている。

こうした説明を見ていると、デザイナーというより学者の雰囲気を持っているように感じたりもする。

PoulHenningsen.jpg

ポール・ヘニングセン(Poul Henningsen/1894.9.9〜1967.1.31)デンマークの作者、建築家、評論家。建築家として機能主義を支持者し、PH-ランプの開発によってよく知られている。

ポール・ヘニングセンは作家アグネス・ヘニングセンと風刺作家カール・イウォルドの子供。1911年から1917年の間に建築家としての教育を受けている。

1920年代、ポール・ヘニングセンは作家・編集者として活躍する。批判的なレビューや性的志向性の強い作品を残している。

左翼的な思想に軸足をもっていたポール・ヘニングセンは、エンターテイメント性を持った左翼的レビューで政治批判もしている。 文化と政治を結びつけようと、反ファシストプロパガンダにも参加している。

1919年にカールスバーグ社のためにシャンデリアをデザイン。デンマーク学生ボートクラブを設計している。

1924年にパリ工芸博覧会の照明デザインコンペで入選し、ルイスポールセン社との仕事がはじまる。「PHランプ」は、この時に開発されている。
三枚のシェードで光を拡散・反射させる。グレア(光源の眩しさ)を遮ることで、照射面の照度を上げ、”明るさ”を感じさせる...PH-ランプ。
その後、照明器具以外にもグランドピアノや家具など、様々なデザインをメーカーのためにデザインしている。

1967年に亡くなるまでルイスポールセン社との関係は続き、200種類以上の照明器具をデザインしている。また、ルイスポールセン社のための社内報の編集・デザインも手がけている。

今は随分と改善されているのだろうが、一昔前の日本のライティングは悲しいものがあった。「明るさ」を数値として受け止めるのか、感覚として受け止めるのか...。ヨーロッパを旅行して強く感じたことだ。


louis poulsen(ルイスポールセン)「PH Artichoke」銅


louis poulsen(ルイスポールセン)「PH Snowball」(600P1454)


louis poulsen(ルイスポールセン)「PH3-2」(600P3002N)


louis poulsen(ルイスポールセン)「TOLDBOD」(600P3007W)

エロスの歴史〈北欧版 第4巻〉 (1967年)

エロスの歴史〈北欧版 第4巻〉 (1967年)

  • 作者: ポール・ヘニングセン
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 1967
  • メディア: -
エロス絵画集〈北欧版〉 (1968年)

エロス絵画集〈北欧版〉 (1968年)

  • 作者: 二見書房編集部
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 1968
  • メディア: -