マルチェロ・ガンディーニ

マルチェロ・ガンディーニ

昔、スーパーカー・ブームなるものがあって、子供達は、いかにも早く走りそうなカッコ良いデザインの外国のスポーツカーに憧れ、写真を取りまくっていました。

そんな中、一際異彩を放っていたのがランボルギーニ・カウンタック。カウンタックは、いかにも風を突き刺すような形をしていて、この手のデザインの先駆け的存在となった。出現当時(1971年に発表)かなり目を引く存在で、「スーパーカー」の代名詞は、フェラーリではなく、ランボルギーニ・カウンタックであったように思います。

実際の性能に関してはコメントできる立場ではありませんが、こうしたスポーツカーとしての成功や、あるいはその後のランボルギーニの存在価値を決定づけたという意味でも、このカウンタックの形態の果たした役割は絶対的だと思います。

http://www.lamborghini.com/2006/lamboSitenormal.asp?lang=eng
(写真:ランボルギーニ社のサイトから)

このカウンタックのデザインを担当したのは、当時イタリアのカロツェリアベルトーネ社」に在籍していたマルチェロ・ガンディーニです。ランボルギーニ・カウンタックの先代に当たるランボルギーニ・ミウラ(1966年発表)、後継になるランボルギーニ・ディアブロ(1990年発売開始)もマルチェロ・ガンディーニのデザインです。

ランボルギーニ社以外のデザインには、フェラーリのエンジンを積んで、ラリー界に一時代を築いたランチア・ストラトス(1971年発表)や汎用ミッドシップの先駆けであるフィアットX1/9(1972年発表)などがあり、マルチェロ・ガンディーニは厳しい条件下で、そのデザインの方向性としては、一つの究極形を生み出してきました。

マルチェロ・ガンディーニは、その一方で、空気抵抗の軽減や樹脂材を多用した軽量化など、汎用車に対するデザインも真摯に取り組んでいて、それでいて、そこから導きだされる解答もアイデアに満ちたものでした。シトロエンBX(1982年発表)やルノー・シュペール5(1984年発表)など、汎用車にも特徴ある作品を数多く残しています。

これらの車が、発表されて2〜30年経った今でも古びた印象を受けないのは、究極を極めようとするマルチェロ・ガンディーニの、デザインに対する姿勢によるものと考えられます。

マルチェロ・ガンディーニの略歴

マルチェロ・ガンディーニ(Marcello Gandini/1938年8月26日 〜 )
1938年8月26日、マルチェロ・ガンディーニは、交響楽団の指揮者マルコ・ガンディーニの息子としてトリノで生まれる。

1950年代後半から1960年代初めに、マルチェロ・ガンディーニはトリノを拠点にフリーランスのデザイナーとして、プロダクトデザインや別荘のデザイン、ナイトクラブのインテリア、イラストデザイン等にかかわる。

1965年11月、マルチェロ・ガンディーニは、カロッツェリア(車のボディをデザインしたり製造する会社)であるベルトーネ社に、同業のギア社に移籍するチーフデザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロの後任として招かれ、ランボルギーニ・ミウラをデザインする。

ベルトーネ在籍時のマルチェロ・ガンディーニは、1966年から1979年まで、すべての設計コンセプトにおいて、人々を驚かす奇抜なデザインを生み出し、そのコンセプトは、後に生産モデルに反映された。例えば、コンセプトカーであるジャガーFTが、量産品であるBMW5シリーズに影響を与えたように。
1979年7月、マルチェロ・ガンディーニはベルトーネ社から独立し、再びフリーランスのデザイナーとなる。ベルトーネ社での最後のデザインは、シトロエンBX(1982年発表)。独立後、最初の5年間はルノーとの独占契約をし、ルノー5(シュペールサンク)、ルノー25、アルピーヌV6ターボなどをデザインしている。

ルノーとの契約終了後は、デ・トマソ・パンラなどをデザインしている。

マルチェロ・ガンディーニのデザイン(画像リンク付き)

Lamborghini Miura

(1966年)

Alfa Romeo Montreal

(1967年)

Alfa Romeo Carabo

(1968年)

Lamborghini Urraco

1970年)

Lamborghini Espada

(1968年)

Lancia Stratos

(1970年)

BMW 5 Series

Fiat 132

Lamborghini Jarama

(1970年)

Fiat X1/9

(1972年)

Maserati Khamsin

(1972年)

Lamborghini Countach

(1973年)

Ferrari Dino 308GT4

(1973年)

Citroen BX

(1983年)

Renault 5 Phase 2

(1984年)

Cizeta Moroder V16T

(1988年)

Maserati Shamal

(1989年)

Maserati Quattroporte IV (1994-2001)

シトロエンBX/穏やかな鋭角

1976年、シトロエンは完全にプジョー傘下になる。その後につくられた最初の車として、1982年発表された。したがって、エンジンはプジョー製の1.4ℓ、1.6ℓ、1.9ℓディーゼル。足回りには、ハイドロニュウマティック(液体と気体によるサスペンション)。驚くべきは重量で、1t しかない。私が乗っていたのは、後期のTZIタイプ。もともとのTRSがキャブレタータイプ、TRIが電装タイプであったのに対して、TZIは簡易電装タイプとでもいうのか…

続きはブログで…

BX後の車 その1 ルノー5

先月、2CVのディスクブレーキが滑り出したので、交換に行った。 代車として借りたのが、ルノー5(サンク)。ガンディー二がベルトーネから独立してすぐにデザインした、いわゆるシュペール5の方。

あのコジンマリとした外形に似合わず、中は家族4人がチャンと乗れる、素晴らしい空間を提供してくれる。

現代のベーシックカー、ヴィッツと比べてもこんなに小さい。

駐車場でもひときわ小さい。埋もれてしまっている。 インテリアのドアの内側を抉るような造形は…(続きはブログで…

マルチェロ・ガンディーニに関する書籍

リアルランボルギーニ?すべてのカウンタックファンに捧ぐ! リアルランボルギーニ
すべてのカウンタックファンに捧ぐ!
作者: 松岡

徹人

出版社/メーカー:
講談社

発売日:
2005/08

メディア:
ムック

1/18 ランボルギーニ・カウンタック LP500 (レッド) K08322R 1/18
ランボルギーニ・カウンタック
LP500 (レッド)
K08322R
出版社/メーカー:

京商

メディア:
おもちゃ&ホビー

1/24 ランボルギーニ ミウラ SV #HC13 1/24
ランボルギーニ ミウラ SV
#HC13
出版社/メーカー:

ハセガワ

メディア:
おもちゃ&ホビー

1/18 LAMBORGHINI GALLARDO ( METALLIC YELLOW ) 1/18
LAMBORGHINI GALLARDO ( METALLIC
YELLOW )
出版社/メーカー:

オートアート

メディア:
おもちゃ&ホビー

ランチア ストラトスHF 1975 サファリラリー (1/24スケールプラスチックモデル) 20234 ランチア
ストラトスHF 1975 サファリラリー
(1/24スケールプラスチックモデル)
20234
出版社/メーカー:

ハセガワ

メディア:
おもちゃ&ホビー

Fiat X1/9: A Collector's Guide: 1300, 1500 & Abarth Including Performance and Styling Conversions (Collectors Guide) Fiat
X1/9: A Collector’s Guide: 1300,
1500 & Abarth Including
Performance and Styling
Conversions (Collectors
Guide)
作者: Phil

Ward

出版社/メーカー:
Motor Racing Pubns

発売日:
2001/01

メディア:
ペーパーバック

Citroen BX ab Maerz 1984. 4- Zylinder- Benzin Motoren. 1,6- und 1,9- Liter. Citroen BX 16RS, TRS, RE, 15RE, 19TRI, GT, GTI, GTI 16V. Citroen
BX ab Maerz 1984. 4- Zylinder-
Benzin Motoren. 1,6- und 1,9-
Liter. Citroen BX 16RS, TRS, RE,
15RE, 19TRI, GT, GTI, GTI
16V.
作者:

出版社/メーカー:
Motorbuch Vlg.,
Stgt.

発売日:
2002/10

メディア:
Perfect

マルチェロ・ガンディーニに関するサイト

ランボルギーニ社公式サイト マルチェロ・ガンディーニは、数多くのランボルギーニをデザインしている。とても美しい写真がたくさんある。
ベルトーネ社の公式サイト ベルトーネ在籍時のマルチェロ・ガンディーニのデザインは、すべて見ることができる。